第4次産業革命の流れに乗れるか!ココが知りたい!よく分かる第4次産業革命のこと!
目次
第4次産業革命で求められる最優先の人材はプログラマーである。
世界規模の第4次産業革命!日本が新しく大きなプラットホームを確立して世界のリーダーに立つ!
●コレを知らないと将来、損するかも!国が推しすすめる第4次産業革命を知って、今から何を学び、どんなスキルを身に付けたらいいのか?を知る。将来、高い年収を目指すなら!どこに就職して、どこに転職すればいいのか?はたまた、自分で独立・起業して教育者、マネジャを目指せばいいのか?自分に合った人生プランを今一度考えてみよう!第4次産業革命と望まれる人材を今まで以上に理解することで、今始めるべきことが見えてくる。
第4次産業革命がもたらす恩恵を受ける先駆者になるために、自分の人生設計を再考してみよう!
成長戦略の柱と銘打たれた第4次産業革命
経済産業省は、2016年から第4次産業革命へ的確に対応するための官民の羅針盤となる「新産業構造ビジョン」の策定を勧めていますが、そこには、波乱と競争に満ちた混沌とした世界を切り開く、新しい日本の形が示されています。大きな革新をもって、日本が世界をリードする大胆な構想が描かれています。それが日本が目指す「第4次産業革命」です!新しい革命の扉がもうすぐそこに待ち構えています!!
今までの産業革命をおさらい
まずは、世界を変えた!今までの産業革命を振り返ってみましょう。
第1次産業革命
第1次産業革命は石炭を燃やし蒸気を利用・活用。綿織物・軽工業などの生産過程における様々な技術革新で、手から機械へシフトした革命期です。交通においては蒸気の力(動力源)を使った乗り物が発達しました。おもに18世紀半ばから19世紀にかけてイギリスを中心に発展しました。
第2次産業革命
電力による電動機、石油による内燃機関の発明により様々な機械が大量生産能力やスピードアップ能力を身に付けました。これが第2次産業革命です。今までの軽工業主体から重工業中心の産業になりました。おもにドイツとアメリカを中心に発展。
第3次産業革命
第3次産業革命はコンピュータの発明がもたらした世の中の構造変革ともいえます。コンピュータの高性能化と活用により1980年代以降、自動化が促進される。ITや産業用ロボットが出現してオートマチックが現実になった現代のことです。動力源として原子力エネルギーの台頭もあります。
●エネルギー面では第1次が「蒸気・石炭」、第2次が「電気・石油」、第3次が「原子力エネルギー」と移り変わってきました。時代ごとに最先端エネルギーを利用することで製造業の生産性、交通機関の性能などが飛躍的に向上しました。第3次産業まではエネルギーの存在と使い方で産業に革命をもたらしてきました。
「第4次産業革命とは」を分かりやすく
第4次産業革命とはデータプラットホーム構築、IoTによるネットワークの利便性の追求、ビッグデータの共用、AIの高度化、ロボット進化を駆使した産業革命です。
これらが進めば雇用形態も変わります。今まであった職種がなくなったり、新たに生み出される分野での仕事が増えます。効率化により、なくなる仕事もありますが、あらたな労働力へのシフトで雇用の確保は可能です。移行期間は痛みを伴う可能性がありますが、コレを実行していかないと日本の未来はとても暗いものになってしまう可能性があります。
人口は増えることなく減少の一途をたどり、労働人口と高齢者の割合は近づいていきます。今、社会の構造を変革し、人の代わりをしてくれる「何か」を早急に生み出す必要があります。
政府が推進する第4次産業革命とは
「第4次産業革命」とも呼ぶべきIoT、ビッグデータ、ロボット、人工知能(AI)等による技術革新は、従来にないスピードとインパクトで進行しています。この技術革新を的確に捉え、これをリードするべく大胆に経済社会システムを変革することこそが、我が国が新たな成長フェーズに移行するための鍵となります。(経済産業省「新産業構造ビジョン」資料より)
日本が世界のリーダーになるために、新しいデータプラットホームの構築、AI、IoT、ロボットの創生による産業革命が急がれる!
出遅れている日本!世界規模の第4次産業革命!
世界の国々の第4次産業革命への取り組みはもう始まっています。
アメリカとドイツが先進的なメインプレイヤーとして活躍しています。ドイツでは、国策「Industry 4.0」として第4次産業革命を推し進めています。グローバル戦略として日本も負けてはいられません。第4次産業革命の推進が急務な状況です
第4次産業革命時に対応した人材を育成するため、世界各国ではプログラミング教育が義務化されてきています。イギリス、イスラエル、アメリカ、フィンランドでは、すでに、プログラミング教育を必修科目化しています。日本もその動きはありますが、出遅れています(日本の場合、小学校では2020年、中学校では2021年、高等学校では2022年から行われる)。
第4次産業革命は教育革命でもある
日本産の『技術革命・創生』が負けている。世界のプラットホームのお尻ばかりを追いかけていてはダメです!独創性のあるプログラマーが求められています!しかしそれには基礎を学ぶ土台が必要です。アイデアはあってもプログラミングが出来ないのであれば宝の持ち腐れです。コレを改革するには教育しかありません。プログラミング教育の必修科目化の早期実現が待たれます。
早急に将来性のあるプログラミング人財になろう!目指そう!
- IOT(モノのインターネット Internet of Things)とは、リアル社会のいろんな事業や情報がデータ化され、パソコンやスマホなど以外からネットワークでつながること。「レンジがレシピや作り方を教えてくれる」、「冷蔵庫に何が入っているのかを買い物中に知ることができる」、「家の鍵やエアコンなどの機能を遠隔操作できる。または様子を知ることができる」など。これにより情報の集約化と適切なフィードバックが可能になる。
- AIとは、人工知能のこと。学習機能があり自分で考えて判断ができる。学習・経験が増えることでいろんなことに対応できたり、その時一番最適な答えを導き出すことができる。ディープラーニング(深層学習)の進化がよりAIを発達させます。AIの根幹は情報の「選択」と「基準」だと思います。
- データ・プラットホームとは、いろんな人や企業が自由に行き行きできる、「土台」「広場」「基盤」。日本ではeコマースとして仮想商店街の楽天市場などがあります。しかし世界規模のAmazonには足元にも及ばない規模です(約7分の1。2014年)。キーワードは「大容量」と「マッチング」だと思います。これからどんなプラットホームを新しくつくりあげるかが成長戦略の鍵になります。
- ビックデータとは、ICTの進展により、多量性、多種性、リアルタイム性等の特徴を伴った形でデータが生成・収集・蓄積等される大容量データ。
※各項目は使う場面によって解釈が異なる場合があります。
第4次産業革命の痛みとは
改革や革命には痛みを伴います。それは今まで当たり前であったことを、新しい仕組みやモノに変えるからです。なくなるモノやコトも当然出てきます。新しい時代にするために避けて通れないことです。駄々をこねていては乗り遅れるだけで損をします。歴史を見てもそのことは明らかです。
実際に将来なくなる(減少する)と思われる仕事・職種とは
●AIやIoT、ロボット等の出現により、省人化・無人化工場が常識になり、製造に直接係る仕事は減少します。さらに、AIやビッグデータで仕事が効率化・自動化されるため、顧客ごとのニーズの把握や商品・サービスとのマッチングもより容易になります。このことによりバックオフィス業務等ホワイトカラーの仕事は大きく減少していくことが予想されます。つまり管理業務はAIやIoTを駆使しその判断や指示をロボットがこなすということになります。
将来的には店長や会社の管理業務は内容やシステムが一新され、人数も大きく減らされるとみられている。店長一人で5店舗管理することも可能になり会社では中間管理職の課長や係長級はなくなるかも。
●営業職もビッグデータの共有が可能になれば会社ごとに無駄な競争がなくなり、消費者は食券を買うように「車の保険」「生命保険」「簡易投資」を自分で買うようになる。今はどの会社のどんな保険を選んだら自分に一番最適なのか、分からないがAIが作動すれば簡単に選択してくれる。
●物流・流通の業界では自動化運転とインフラが進み隊列走行による運送、ドローン配送が活躍し始める。倉庫でも無人ロボットが管理と荷造りを行う。深刻な人手不足の緩和が期待される。
●計算と管理が主な仕事になっている部署はコンピュータの得意とするところです。給与計算、データ処理、伝票整理の仕事は減少します。
●農業はデータの蓄積と活用で効率化され、AIの指示のもとロボットが現場を駆け回るようになる。
【第4回官民対話による総理指示】
• 農業に最先端技術を導入する。2018年までに、農場内での農機の自動走行システムを市販化し、2020年までに遠隔監視で無人システムを実現できるよう、制度整備等を行う。(経済産業省資料より)
将来労働人口の減少が予測される職種
- 公共サービスの窓口業務
- 流通・物流・運送業務
- スーパーのレジ業務
- 給与管理等の人事職
- 管理職
- 定型・低額の商品やサービスを扱う営業職
- ロボットができる介護業務
- 農業従事者など
将来のために今すること
第4次産業革命で必要な人材
ココが就職や転職を有利に進め、将来大きな収入になる可能性がある職種や分野です。
今後の市場成長の鍵を握るIT人材
AIを駆使したり、ビックデータを活用したり、ロボットを活躍させたりするには、高度なプログラミング知識が必要になります。求められるロボットも新しく創り出す必要があります。コレを担うIT関連の仕事(需要)はこれから驚異的に伸びていきます!
【IT人財不足の推移グラフ】
▲2015年では17万人のIT人財不足、これが2030年には59万人になることが予想されています。最低でも41万人の不足、最高では、なんと79万人の不足が予測されています。79万人は政令指定都市である浜松市や新潟市とほぼ同じ人口です。(2017年5月統計)
政府はプログラミングできる人を育てるために、学校教育でのプログラミングを必修教科目にして人材の育成に必死で取り組もうとしています。しかし、プログラミングができるだけではダメなんです。
今必要なモノを見つけることができる、仕組みがつくれる、何が必要かが分かる人になる、そのためには何を創り出せばいいのかを分かる人になる。それらの思考の教育も大事だとされています。この考えるプロセスはプログラミングの技術取得と同等に大事な教育とされています。
プログラミング的思考とは
自分が意図する一連の活動(しくみやシステム)を実現するために、どのような動きの組合せが必要か、一つ一つの動きに対応した記号や数式を、どのように組み合わせたらいいのか、結果を評価して数式などの組合せをどのように改善していけば、より自分が思った通りのイメージや動きに近づくのか、といったことを論理的に考えていく力です。もちろん分析力やフィードバックする力も必要です。
プログラミング教育とは、その目的は
おもに学校教育の一環として子供たちに学んでもらいたいことです。プログラミングの授業でコンピュータを駆使し「自分がイメージした処理を行うように指示することができるという技術体得(プログラミング的思考を含む)」を学ばせるだけでなく、将来そのことを、どんな職種についてもそれを仕事に活かしていく、乗り越えていく手段として「プログラミング的思考」を活用することができる人間に育てることです。
IT人材の育成が急務ですが、本当に必要なのは将来、いろんな職種で核となれる「人財」です。
第4次産業革命に必要な職種 プログラマー
上のグラフでもわかるようにIT市場規模は今後拡大し続けていくにも関わらず、2030年には最大で79万人もの人材不足となると予想されています。IT関連の人材不足は深刻です。学校教育で必修になり、うまく軌道に乗れば若干緩和されるかもしれませんが、不足を解消するまでにはならないはずです。
この好環境に指をくわえてみているのは至極もったいないことです。今、会社勤めしている人でプログラミングができる方はそのスキルをより生かせる企業への転職を。まだプログラミングについて無知な方は今から学んで将来に備えましょう!今が、これからの人生設計を再考するチャンスだと思います!
明るい未来のために、今から自分ができることは何かを考えよう!
最後に第4次産業革命の先に第5次産業革命の存在
第4次産業革命の先には第5次産業革命が待っています。
第4次産業革命の成功を仮定したその先には、最新のバイオテクノロジーとの融合が待っています。これが、次の産業革命「第5次産業革命」の興りです!キーワードは「バイオテクノロジー」です。今学生の方はプログラミングを習得しつつバイオ関連の知識・基礎を身に付けておくと将来に役立つと思います!
将来の人生計画の参考になれば幸いです。